リフテンのアーケイの司祭「アレッサンドラ」。
このアレッサンドラから簡単なお願いを受けられます。ぜんぜん大したことがないただのお使いクエスト「巡礼」なのですが、アレッサンドラから聞ける最後のセリフがちょっと感動的だったので会話を取り入れながら紹介します。
このクエストですっかりアーケイの教えや活動に感銘を受けた私は、宗教概念modを導入してアーケイの信者になります。マーラ様のためにあれほど頑張ったことはすっかり忘れて(-_-;)
アーケイの司祭 アレッサンドラ
リフテンをじっくり探索している時に、初めて「アレッサンドラ」の存在を知りました。
マラマル
聖堂隣の墓地地域での騒ぎに関して多数の報告を受けており、ぜひあなたに調査してもらいたいのです。
“石と石が擦れる音”と墓の周りをうろつくぼんやりした人影が報告されています。調査のために衛兵を送りましたが、何も見つけることはできませんでした。
アレッサンドラにはすでに相談しましたが、彼女が行うアーケイの儀式とこれらの奇妙な報告は関係ないと言うのです。少しでも結構ですので、お力をお借りできればと存じます。アヌリエル
リフテンの執政
あれ?アレッサンドラなんて居たっけ?と気がついてマーラの聖堂の中を探したら地下室への入口を発見した・・という次第です。
あなたは墓守なの?
ひとりで死者の間の番をしているのかって意味なら、答えはイエスよ。ここらの連中がシャベルを持って私を手伝ってくれるとでも?それはないわ。”汚れ仕事はアレッサンドラにやらせろ”って言うだけよ。好きでこの仕事を選んだわけじゃないわ。父のおかげでやらざるを得なかったのよ
このセリフからも分かる通り、墓守(死者の間の番)は「汚れ仕事」と見られていてアレッサンドラは自分に劣等感を抱いているように見えます。
私は、埋葬modを入れたからというわけではないですがこういう職業蔑視が大嫌いなので、アレッサンドラから詳しく話を聞きたくなりました。
アーケイ
そもそも「アーケイ」とはどういう神なのでしょうか?
オブリビオンに出てくる書籍:「九大神教団の十戒」の中の、二の戒にアーケイの言葉が書かれています。
二の戒:アーケイいわく、生と死を分け隔てることなく、大地、生物、精霊を敬うこと。この世の恵みを保護し、慈しむこと。また、死者の魂を冒涜しないこと。
Fandomでは、こう書かれています。
アーケイは、誕生と死のサイクルの神としても知られており、シロディール帝国の公式宗教である九神の主要な神格であり、誕生と死、特に埋葬と葬儀を象徴している。 アーケイの人生は、神々の仲間入りをした人間として始まったという説もある。
このようにアーケイは「誕生と死、特に埋葬と葬儀を象徴している」神であるため、アーケイを祀る神殿には「死者の間」が併設されていることが多いと言われています。
アーケイの司祭はゲームのオープニング、処刑のシーンで早速登場しています。
エセリウスへ送らるる汝らの魂に、八大神の慈悲あらんことを、汝らはニルンの地の塩なれば、我らの愛する…
処刑されるストームクローク兵のために祈りを捧げている途中で、
タロスの愛のために、黙ってさっさと終わらせろ
と野次が飛んできてしまうあの女司祭です。
このように処刑の立ち合いなどもしていることもあってか、「死神」のように勘違いをされている節もありスカイリムの住人たちからは疎んじられているのかもしれません。
しかし、アーケイの教義と司祭たちの信条は以下の通り。
アーケイは死霊術とあらゆる形態のアンデッドに断固として反対している。 信奉者たちはアーケイを、生死のサイクルを乱してはならないように、人間をこの世に出入りさせる霊魂と見なしている。
アーケイは宗教的な秩序を持っていたことで知られており、魂を操られることから魂を守るために、誕生時、死後、そしてその後に与えられる3つの奉献によって、他人の魂を守ることを信奉者たちの義務と考えている。
決してスカイリムの住人たちから「死神」などのレッテルを貼られたり、「汚れ仕事」などと馬鹿にされるものではありません。
自分たちが死んでしまったらアーケイの司祭にお祈りをしてもらって埋葬なり火葬なりしてもらわないといけないと、スカイリムの住人は知るべきなのです!
そして間違って自分の遺体が死霊術師らの手に落ちて、死霊としてドヴァキンに再度粉砕されるなんて悲惨な人生・・霊生?にならないように、アーケイの司祭には感謝をしないといけません。
アーケイは、魂を操られることより魂を守ってくれるのですから。
私もこれまでちょいちょい敵の死体を蘇生させたりしちゃっていましたが、今後死霊術は一切使わないことをここに誓います(;’∀’)
アレッサンドラのダガー
さて、アレッサンドラに話を戻しますが彼女の父も「アーケイの司祭」でした。
父はアーケイの司祭だった。私は生まれた時から死者のそばで過ごし、埋葬の儀式や祈りを学ばされた。友達もできないわ。”死人のそばをうろうろしている変な子”と一緒に過ごしたい人なんているわけないでしょ?だから、惨めな仕事をしながら大人になったの。私が覚えたのは、死者を埋葬するやり方だけよ・・・
子どもの頃から司祭の父に、司祭としての教育を受けてきたアレッサンドラは、自分の仕事や父親に恨みを持っているような印象ですね。
アレッサンドラに父親と仲直りをしてもらおうと、彼女に尋ねてみます。
どうしたら父親と仲直りができるの?
ホワイトランの死者の間に行き、私の儀式用のダガーを管理人のアンドルスに渡したいの。父の遺品と共に埋葬されたら、私も気持ちが休まるわ
お父さん、亡くなっていたんですね・・・・・・。ごめんなさい。
このアレッサンドラのセリフですが、バニラだとこうなっています。
I’d like to make the journey to the Hall of the Dead in Windhelm and give my ceremonial dagger to Andurs, the caretaker.
アンドルスの居る場所がウィンドヘルムになっているんですね。これは明らかな原文ミスで、アンドルスはホワイトランにいます。
私のこのセリフは、USSEPで修正されているのでちゃんとホワイトランに直っています。
「儀式用のダガー」とは、
アーケイの司祭は修行を終えると、儀式用の短剣を託されるの。普通は儀式を認可する司祭長が与えるのだけど、私の場合、司祭長がたまたま父だったのよ。本当のことを言うと、父の跡を継ぎたくなかった… ある意味では今もそう
と言うものです。この「儀式用の短剣」は、儀式(修行を終えて司祭と認めてもらうためのもの)が終ったら返さないといけないということなのでしょう。
でもあなたは司祭の道を進んだのね
名誉のために、仕方なかったのよ。でも私は長く待ち過ぎたわ。父は私の修行が終るのを見届ける前に亡くなったの。ついに司祭になったとき、新しい「大司祭のダガー」をもらったけど、もう父のダガーを持っていたから・・・・・・。だから返さないといけないの。でないと伝統を破ってしまうし・・・それに、父の夢をようやく叶えたことを伝えたいの
わかった!私が届けてあげる!
と言うことで、儀式用のダガーを預かってホワイトランへ向かうことになるのですが、この私のセリフ。
I can bring it for you.
これだと「私がダガーを持ってきてあげる」なんですね。話の流れから、ダガーを預かって持って行く、なのでちょっとおかしいですよね。
アンドルスに届ける
ホワイトランの死者の間に居るアーケイの司祭「アンドルス」に、アレッサンドラから預かってきた「儀式用のダガー」を渡します。
ようやく父に返すことを決めたのだな。彼女を祝福しよう。一刻も早く、彼の墓に戻すことにしよう。届けてくれてありがとう
今では立派な大人になり司祭にもなったアレッサンドラですが、きっと周りの司祭たちは自分の子どものように彼女のことや、父親との確執を気にかけていたんでしょう。
アレッサンドラの元に戻る
再びリフテンへと戻ってアレッサンドラに報告します。
少し前に頬を撫でられるような感じがあったわ・・・風のいたずらだと思っていたけれど、あれは父からのメッセージだったんじゃないかしら。私たちは仲直りをした。言葉こそ交わしていないけれど、こんなに満ち足りたのは生まれて初めてよ。ありがとう。
くぅぅぅ・・・。泣けます。
このセリフを紹介したいためにこの記事を書きました。
アレッサンドラがこう話してくれる時の、何かが吹っ切れたような笑顔もステキです。
幸運を祈るよ、アレッサンドラ
ええ。いつか私も旅に出られると思う。でも、今は亡くなった人のお世話をするわ
これでもうアレッサンドラは大丈夫!
これからは父から引き継いだ自分の仕事に自信と誇りを持って、立派なアーケイの司祭になることでしょう、いえ、なります!
宗教的観点から見た今後の私の展望
イサベル・ロレインを弔うことをきっかけに入れた、埋葬mod。
旅の途中でこんなシーンに出会うと埋葬をするようになりました。
ステンダールの番人ともあろうものが、巨大な熊に襲われたのか街道で亡くなっていました。
相棒のもう一人はここに来る前にすれ違っています。仲間の遺体を放置してスタスタと去っていったようです。ひどい奴だ。
この調子でスカイリムのあちこちにお墓が建っていくと何か不具合が起きるのかな(-_-;)どこかに共同墓地でも作った方がいいんだろか・・・、そんなことを考えながら「安らかに眠ってください」とお祈りをしました。
アーケイの信奉者になる
Skyrimの世界に宗教と崇拝の概念を導入し、Skyrim各地に神々の神殿を追加します。
崇拝する神様に祈りを捧げることにより信仰が深まり、特別な能力を授かることができるでしょう。
modの解説欄より引用
さて、アーケイの教義にひどく感銘を受けた私はこのmodを入れることにしました。アレッサンドラのような気持ちで死者の間で働いているアーケイの司祭たちのためにも、もっとスカイリムの住人たちに理解を深めてくれるように活動をしていくこととします。(この辺りはmodは影響なさそうなので妄想で進めます)
いちおう、途中導入大丈夫とコメント欄に書いていただいてあったのでやってみます。
これは、すでに導入している ↓ と同じ作者様のmodです。
本来であれば魔術師の恩恵を得られるジュリアノスの信者になった方がプレイ的には良さそうなのですが、アーケイの信者としてやっていこうと思います。
なかなか奥が深そうなmodなので、プレイしながら色々と絡めていけたらと思います。
アーケイの信者の活動や恩恵はこちら。
”アンデッドとその召喚士を倒せ”
・アーケイの儀式を行うこと
・公然とスカイリムの法を破ってはならない
・アンデッドを召喚したり、アンデッドの仲間になったりしてはならない・神社の祝福 – 健康の強化 あなたのヘルスを25ポイント増加させます。
・フォロワー – 生命の聖杯。不足しているヘルスに基づいて、1秒間に最大ヘルスの5%まで再生する。
・アーケイの儀式を行うことができます。
信奉者 – Arkayn Cycle. 致命的なダメージを受けた時にヘルスを回復させる。
このアビリティを再び使用するには祈りを捧げる必要がある。15%の恩恵を受ける。
ちなみに魔法使いに最適なジュリアノスの信者には、種族がインペリアルしかなれないようです。私はよく考えずにブレトンで始めてしまったので、どっちにしろジュリアノスの信者にはなれませんでしたw
ただ、その恩恵は魔法使いプレイには最適なものです。
“魔道士 “のスキルをマスター。
・魔力を高める努力をしろ
・決して公然とスカイリムの法律を破ってはならない。”・神社の祝福 – Fortify Magicka: あなたのマジカを25ポイント増加させます。
・フォロワー – Divine Student。呪文のキャストコストがX%減少します(ジュリアノスとの好意に基づいています)。
・信奉者:論理の神殿。呪文とスクロールの効果がX%増加します。
プレイをしていて今回のように途中でmodを導入するなどして、どんどん自分好みのスカイリムの世界を構築できるのがこのゲームの最大の魅力。
翻訳とか競合とか相性とかいろんな壁がありますが、それを乗り越えることでまたより一層、楽しめるようになります。
そろそろ大学メインクエストに戻らないとだいぶ脱線続きですね(;´∀`)
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