今日も元気な・・・、いや、もういい加減うっとうしい!!
どうすりゃいいの?このオヤジ。
落ち着いてる時に話しかけて、シビの件を聞いてあげれば襲ってこなくなるのかなぁ。
もうこの顔が悪夢に出てきそうな気がします。
リフテン探索4回目は、メイビン・ブラック・ブライアに焦点を当ててみます。
リフテンと言えばメイビン・ブラック・ブライアです!
そうですとも。
真っ先に取り上げなかったことで、メイビンから圧力がかかりましたので言っておきます。
家長:メイビン・ブラック・ブライア
リフテンに初めて足を踏み入れてすぐに、彼女の名前を聞くことになります。(街に入ってすぐに立っているボリーから)
その後も街の人と会話をするたびに聞かれるメイビンの名前。
メイビンは自らこう言い切っています。
この街では私の裁可がなければ何も動かないのです。首長にも顔が利くし衛兵も言いなりにできるわよ。誰かに手を焼けば盗賊ギルド、腹が立ったら闇の一党に話を通すだけ。覚えておきなさい
まさに影の支配者。
メイビンについては色んな場所やクエストで絡んでくることが多いので、たいがい調べ尽くしてきてます。
あらゆるところにメイビンからの「メモ」があり、メモ魔と言っていいほどのメイビンですが、会話も豊富に用意されていて色んなNPCと独自の会話をしています。
ブラック・ブライア邸
「ブラック・ブライア」一家が暮らす家は、リフテンのマーラの聖堂とミストヴェイル砦の間に建っています。
ブラック・ブライア邸に入ってすぐのエントランスに1枚の手紙が置いてあります。
手紙「あなたの損失に関して」
メイビン・ブラック・ブライア夫人
シロディールに輸送されるはずだったハチミツ酒の積荷の紛失について問い合わせました。そして積荷は帝国に雇われた傭兵の一団に奪われたことが分かりました。
情報元によると、この傭兵たちは誰かの命令で行ったのではなく、積荷欲しさにキャラバンを襲っただけとのことです。
あなたに代わって帝国議会に賠償を求めたので、問題の傭兵たちはしかるべき処分を受けました。再度、今回の不運な出来事に深く謝罪したいと思います。
そして、今後我々の国へ運ばれる積荷は国境でインペリアルの偵察隊が付いて、直接目的地まで運ばれることをお約束します。
レジン・リミラス
帝都貿易係の大執政
レジン・リミラスと言う人物はこのメモ以外おそらく出てきませんが、「帝都貿易係の大執政」などという大層な肩書を持つ人物です。
メイビン宛に直々にこのような人物からお詫びの手紙が届くことからも、メイビンの権力がいかに大きいかがわかります。
続いて、メイビンの私室の中にある2枚の手紙を見てみましょう。
「クリストフからの手紙」
最愛なるメイビン
2週間前の不和の後、仕事にとらわれすぎて我々の友情はついに崩壊してしまったのではないかと心配しました。
最後に出した手紙に返事がまだないことを見ると、私の疑念は正しいようですね。
私の過ちがあなたに多くの犠牲を払わせると気がついた今、私の望みは償わせてもらいたいということだけです。話し合いを望むなら、ホワイトランのバナード・メアにいます。
それでは
クリストフ・バートレット
二人の間に何があったのかはわかりません。
差出人のクリストフがバナード・メアに居るのかなぁ?と行ってみたのですが、どこにも居ませんでした。
これ、すごい見つけづらくて未読本光らせるmodを入れてなかったらわからなかったかもしれません。
「メイビンからの手紙」
クリストフ
最後の手紙を読んで、深く感動しました。あなたの言うとおりです。私は非常に憤慨しましたが、今では私の怒りは見当違いだったと気がつきました。
今こそ過去の不和を忘れ、我々の友情を復活させるときです。
あなたをリフテンに送らせるよう誰か寄越します。目立つことは避けたいので、使いは夜に呼びに行かせます。旅は少々危険なのですべての持ち物をしっかり荷造りして下さい。
メイビン・ブラック・ブライア
これは・・・、クリストフは消されたかな・・・・・・。
バナード・メアにもホワイトランにもリフテンにも、クリストフ・バートレットは居ません。
わざわざ「夜」に使いを寄越して呼びに行かせていることや、すべての持ち物を荷造りして・・、と痕跡を消させるような指示。メイビンならやりかねないかな。
ホワイトランからリフテンへの道中で、もしかしたらクリストフの変わり果てた姿を見つけるかもしれません。
サビョルンからの手紙
メイビンの私室にあるもう一通の手紙は、「サビョルンからの手紙」。
メイビン
これがあなたに送る最後の手紙です。あなたの陰険なやり方にはウンザリしています。多少の競争ならお互い傷つくこともありませんでしたし、ホニングブリューがあなたの商売を著しく邪魔する事もありませんでした。
今月いわゆる“山賊”に積荷をさらに2つ奪われました。あなたがこの件に関わっていると調べがついたら首長に報告します。
サビョルン
サビョルンと言うのはホワイトラン近郊にあるホニングブリューハチミツ酒醸造所のオーナー兼経営者。
ホニングブリューハチミツ酒は近年人気が出てきていて商売も繁盛しつつあるようなのですが、おそらくメイビンはそれが気に入らないのでしょう。
サビョルンもここで強気に出なければねぇ。(いずれサビョルンに災難が降りかかります)
メイビンの会話
首長ライラとの会話
ミストヴェイル砦で、首長ライラとメイビンが揃うとなかなか威圧感があります。
二人とも剣を身に着けていますが、ライラのでっかい剣はいったい誰を切るのでしょうね。
こうしてみるとリフテンという街は女性の力が強いように見えます。
首長ライラは操られているとは言え、首長の座に”今は”ついてます。
影の支配者はメイビン、メイビンの手先?となって首長を操る執政アヌリエル。
孤児院のグレロッドや、デイベラ信仰のヘルガ、不倫中のリグレット、ゴールド大好きキーラバ、雌ライオンのムジョルなんて人も居ます。
女性キャラが際立っていますよね。
これは、メイビンが2週間前に船荷を帝国軍に奪われたことに対してライラに弁償しろと言いに来たシーンです。
メイビンの言い分は、
貨物の安全な通過にあたって必要とされる保護義務を街の衛兵が怠った、衛兵の管理責任はリフテンにある。損失した貨物について損害倍書を請求する
と言うもの。
ライラは「足りないのよ・・」とリフテンの財政難を訴えますが、メイビンはすかさず「安全が確保されないなら醸造所を移転せざるを得ない」と脅しにかかり、結局、首長から「損失の埋め合わせはする」と取り付けます。
いまやリフテン最大の輸出品はメイビンの作る「ブラック・ブライアハチミツ酒」。
首長としては醸造所が他の街へ移転してしまうと大きな痛手となります。
そこをうまく利用して自分の損失を埋めさせるメイビンの手腕はなかなかのものです。
ヘルガとの会話
宿屋「ビー・アンド・バルブ」で、”世紀の悪女「ヘルガ」と「ボリー」”、”メイビンと息子のヘミング”が隣同士のテーブルに座っていました。
これは何か始まりそうだと思っていたら、メイビンが立ち上がり腕組みをしてヘルガに話し始めました。
ヘルガも負けじと腕組みをして言い返します。
ヘルガ、お前のことは決して嫌いではありませんよ。だからもう一度だけ言ってあげましょう。今度ヘミングと”デイベラの技”を実践しようなどという気を起こしたら、誓ってその可愛らしい顔を二目と見られないようにしてさしあげます
彼はまんざらでもなさそうだったわよ、メイビン
もちろん彼はお前のような愚かな節操なしと違って、立派な男です。いいこと、警告はこれで最後ですよ。分かりましたね?
結構ですよ
最後はさすがのヘルガも折れてしまいましたが、二大悪女のバトル、なかなか見ものでした。
ここで驚いたのは滅多なことで人をほめないメイビンが、ヘルガのことを「お前のことは決して嫌いではありませんよ」と言っていることです。
ヘルガは確かに味方につければなかなかきわどいことをやってくれそうです。
メイビンのこういう嗅覚、人を懐柔するような突然の好意じみた会話もメイビンの才覚のような気がします。
自ら市場観察
さすがにメイビンを狙うものは居ないでしょうが、メイビンは日中によくリフテン市場の中を歩いています。
露店の品物を見ていることもありますが、突然誰かに話しかけることもあります。
例えば、市場で宝石店を開いているアルゴニアンのマデシ。
彼との会話は、上のヘルガとの会話に関連しているように見えます。
マデシとの会話
あえて取り上げるネタでもありませんが(;’∀’)、ここの翻訳でメイビンのセリフは、
お前がその… 小間物をヘミングに売るのを拒否したというのは本当ですか?
となっています。「小間物」?いきなりなんのことだかわからなかったのですが、
原文は
Is it true that you refused to sell one of your… trinkets to Hemming?
です。
これは、
ヘミングに小道具を売るのを拒否したのは 本当ですか?
の方がわかりやすいと思います。
ヘルガの「デイベラの技」に使うのかわかりませんが・・・、ヘミングは「小道具」を買おうとしていたらしいということ。
”あの”メイビンが言いよどんでいるので何かよからぬモノかと推測されます。
翻訳がいまいちわからなかったのですが、どうもヘミングはマデシの宝石を「買う」のではなく「ただで寄越せ」と言ったのかもしれません。
メイビンは「次にブラック・ブライア家の者から頼みごとをされたら、ただちに前向きに対応することを勧めます」とマデシに念押しをしていますが、詳しい事情をマデシから聞いてないですし、ヘルガにあんなことを言っていたわりには、親バカっぷりを見せています。
マライズとの会話
市場で食料品の屋台をやっているマライズとも会話をします。
ここでメイビンはマライズにこう聞いています。
市場を観察し、リフテンに流れる噂を聞いてみて、どうでしたか?ドラゴンに関する情報はありましたか?
メイビンはこのようにして情報を仕入れていることがわかります。
またドラゴンに関する情報を気にしているのは、内戦に加えてドラゴンが現れたとなるとスカイリムが混乱するだろうと予測して、今後の経営方針や身の振り方について先読みしたいがためでしょう。
と、やけにメイビンを持ち上げているのは決して圧力がかかったからではなく(笑)、こうやってメイビンのことを細かく見ていくとなかなか大した人物だなぁと思ったわけですよ。
やっていることは悪どいですし盗賊ギルドとも闇の一党とも繋がりがある彼女ですが、こうしてみると今のお人よし首長よりは頼りになりそうな気がします。
この記事はブラック・ブライア家と題して、メイビンだけではなく子どもたちや醸造所の事なども書こうと思っていたのですが、メイビンだけでこんなボリュームになってしまいました。
次回は、子供達やメイビンの経営する醸造所の内容にする予定。
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