ウィッチャーのゲラルトと、本を求めて各地を放浪するプレイ。
今日の本:「ストーンシンガー伝」
入手場所:ホワイトラン外壁沿いの山賊の野営地内(説明ひどい)
宝箱いじると山賊が沸いてくるところ?(余計わかりづらい)
ストーンシンガー伝
著者不明
おじいちゃんが孫へ語る形式で書かれた本。
内容は、何世代にも語り継がれてきた教訓について書かれている。
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スコールと呼ばれる人々は、全創造主から与えられた恵みの中で平和に暮らしていたが、やがて人々は慢心し、全創造主から与えられた大地と恵みを、あって当たり前の物だと思うようになってしまう。
世界を貪り喰う者「サターグ」(この時代においては”強欲者”と呼ばれている)が、スコールの人々の慢心に目をつけ、全創造主と彼に選ばれた人民(ここでは、スコールの人々)を苦しめるために、姿を変えてスコールの中に紛れこむ。
やがて、スコールの力が失われる時が来る。
「お前たちスコールは日々肥え、怠惰な暮らしを送っておる。そんなお前たちから、全創造主からの贈り物を盗んだ。まず海を盗んだ。お前たちはもう二度と喉の渇きを癒せないであろう。次に陸・森・太陽を盗んだ。作物は枯れ、死ぬだろう。そして獣を盗んだ。飢えがこの地を襲うであろう。そして風を盗んだ。お前たちがこの先全創造主の魂を感じることはないであろう」
「もしお前たちの誰かがこの贈り物を取り返しに来なければ、スコールはいつまでも惨めで絶望的な暮らしを送り続けるであろう。ゆえに私は強欲者、これが私の真の本性だ」
強欲者はそう言って消え去り、スコールの人々はこの状況を何とかしようと話し合いに明け暮れた。誰かが「贈り物」を取り返しにいかないといけない。
長老、戦士、シャーマンらは、それぞれ自分の役割があるので行くことができない。
そこで「アエヴァー」という一人の男が声をあげる。
「僕はまだ戦士ではないから、僕の剣はまだ必要とされていない。前兆を読む力もないので、人々は僕に助言を求めに来ない。そして、まだ若いので政治にかかわるほど賢明ではない。僕が強欲者から奪われた全創造主の贈り物を取り返してきます。もしできなかったとしても、僕を失って悲しむ人はいない」
アエヴァーは、様々な苦難や試練を乗り越えて贈り物を取り戻していく。
水の贈り物を取り戻し、海が復活し、皆の喉の渇きが癒されるようになった。
大地の贈り物を取り戻し、大地は再び肥え、新たな生命が宿るようになった。
こうして、獣の贈り物、樹の贈り物、太陽の贈り物も同様に取り戻していき、人々の生活に恩恵が戻っていく。
最後の「風の贈り物」で、アエヴァーは強欲者と対決する。
「僕は戦士でもなければ、シャーマンでも長老でもない。もし僕が村へ生きて帰れなくても誰も悲しまない。だがしかし僕は海、大地、樹、そして太陽を取り戻した。あと風も取り戻すことができればスコールの人々に全創造主の魂が再び宿るであろう」
「風の贈り物」を取り戻し、強欲者は風と一緒にはるか遠くへ飛ばされて、二度とスコールの生活を脅かすことはなくなった。
全創造主は最後にこう語りかけた。
「よくやりました、アエヴァー。スコールでもっとも若きものよ。私の贈り物すべてを取り返しましたね。強欲者は今やはるか遠くへと飛ばされ、二度と村の生活を脅かすことはできないでしょう。実に喜ばしいことです。さあ、お行きなさい。己の本能に従い生きるのです」
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「それからどうなったの? お爺ちゃん」
「どういう意味だ? アエヴァーは無事家に帰っていったのだよ」
「村に帰ったあとの話だよ。アエヴァーはその後戦士になったの? それともシャーマン? スコールの街を戦いへと導いたの?」
「それはどうだろうね。ここでこの物語はおしまいさ」と祖父は答えた。
「こんな終わり方なんてないよ! 物語らしくない」
老人は笑って、椅子から立ち上がった。
「そうかい?」
同胞団のスコールさんとは関係ないですよね?
ないと思うぞ(天然か?こいつは)
だいぶ省略してまとめてみましたけど、原文を読むとなかなか面白いですね
そうだな、贈り物を取り戻すいろんな試練のところは読みごたえがあったな
アエヴァーが英雄になったとか、村のみんながアエヴァーに感謝するとか、そういう「あとがき」が無いのが教訓っぽかったです
神の恵みに感謝すること。なんの力もない若者がやってのけたこと。そういうことだろうな
ウィッチャーのゲラルトさんからそんな言葉が聞けるなんて♪
ゴホン!!さぁ、今日の夕飯は何を作ろうかなぁ
書籍全文を読みたい方はこちら「Skyrim Library」様。
きちんと索引ごとに検索もできますしカテゴリも分けていらっしゃいます。
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