いよいよ大詰め。最終目的の「タイタス・ミード2世」の元へ向かいます。
まだ依頼の全貌が見えていないわたしは、皇帝その人を目の前にして大いに悩みます(いつものことかw)
最後の最後に、すべてのパズルがはまりました。
ネタバレ注意願います。
シシス万歳!後編
カタリア号潜入
カタリア号の・・・・・・。ここの説明がうまくできなかったのでwikiで調べました(;・∀・)
錨鎖(ホーサー、Hawser)を通す管は錨鎖管(ホースパイプ、Hawsepipe)と呼ばれ船首側面や、まれに船首正面の錨鎖孔(Hawsehole)に開口している。小型船を除けば、錨鎖孔は錨を引き込んで格納するベルマウス(Bell mouth)となっている。
wiki「船舶工学」より
改めて。
カタリア号の錨鎖孔(びょうさこう)から錨鎖管(びょうさかん)に潜入し、錨鎖を伝って船内に入り込みます。
船内には船乗りとペニトゥス・オクラトゥスの護衛が複数居ます。
キャプテン・アヴィニウスと言う、おそらくカタリア号の船長を倒すと「カタリア号のマスターキー」が手に入ります。
これで皇帝区画の扉(達人)を開くことが出来ます。
「カタリア号のマスターキー」は船長の部屋の壁にもかかっていますが、どっちにしても部屋に入ると船長と戦うことになります。
いよいよ皇帝の居る区画へと入ります。
本物の皇帝
扉を開けると豪華な船室の中に、皇帝がたった一人で机に向かっていました。
護衛は一人も見当たりません。
そして、皇帝は私が来ることをわかっていたかのように話しかけてきます。
彼には伝えたんだよ、ん?マロ指揮官だ。お前は闇の一党を止められない、絶対に無理だとね。結局、彼は自分の愚かさをまた示してしまったようだな。
(あの影武者、そっくりだったな)
どうした?そこでぼんやり突っ立つためにはるばる来たのか?なに、遠慮する必要はない
やぁ、陛下・・・待っていたのか?
お前と余には運命の日だろう?暗殺者と皇帝の運命の日というところだろうな?
達観しているな、皇帝
余は死ななければならず、お前は余にとどめを刺さねばならない。いたって簡単な事だ。だが、どうだ?この老いぼれの最後の願いを聞き届けてくれないか?
まだ私の中で、はっきりしない皇帝の罪
*この段落、長いので興味が無い人は次に飛ばしちゃってください(;・∀・)
ここで私の会話の選択肢は、
- 聞かせてくれ。全ての者は、最期の願いをする権利がある。
- 国を売り渡した皇帝の、最期の願いなど聞くものか。
- (腕を組んで静かにうなずく)
の三択です。
1.は、これまでの暗殺ではこんなことを対象に言ったことはなかったので、皇帝だけ特別扱いはしません。
2.は、???と言う感じです。これまでの一連の流れの中で、私が見逃していたんでしょうか?それともこれって「白金協定」のことなんでしょうか?
「白金協定」とは、大戦末期の第4期175年に帝国とアルドメリ自治領の間で結ばれた休戦協定のこと。(このゲームの開始時点の年代は第4期201年)
ゲーム開始時に、現在、帝国とストームクロークの内戦が勃発していることが描かれているが、この内戦の原因は「白金協定」の中に盛り込まれた”帝国内でのタロス崇拝の禁止”が一因(全てかな?)。
この「タロス崇拝の禁止」は、アルドメリ自治領側から出た条件で、彼ら(ハイエルフ)は人間のタロスを信仰する事を許さないと言うもの。
これにノルド(人種)が猛反対し、ウィンドヘルムの首長「ウルフリック・ストームクローク」が反乱を起こしたのが「内戦」。ところで、ストームクロークはアルドメリ自治領に対して戦争を仕掛ければよかったんじゃないのかなぁ。なぜ矛先を帝国に向けたんだろう。
いや、いまや帝国=アルドメリ自治領なのか。
モティエールから依頼を受ける時、私はこう聞いています。
なぜこの依頼を?なぜ皇帝タイタス・ミード2世は暗殺されるんだ?
君の組織が数世紀前に皇帝を暗殺したことは知っているな?
皇帝ペラギウス・セプティムを最高神の神殿内で暗殺した、あれのことか?(クロエに聞いておいてよかった・・”帝国の略歴第一巻”)
皇帝ペラギウスの死は、帝国の政策に必要な変革を促した、とでも言えばいいだろうか。今もそのような変革を望む者たちがいる、とだけ言っておこう
モティエールはこのように言葉を濁し、明確には答えていません。
同じくモティエールからの封書の中にはこんなことが書かれていました。
封書の冒頭にはこのような一文があります。
このリーダーは、圧力に屈し、なんと言うべきか、私自身、そして私の家族、そして現在帝国に何が起こっているのかを本当に理解できる臣民なら、だれも賛同できる箇所を見出せない決定を下した
遠まわしな書き方がされていますが、
「皇帝は圧力に屈し、現在帝国に何が起きているのかを本当に理解できる臣民なら、誰もが反対するであろう決定を下した」
と言うことになるかと思います。
やっぱり白金協定のことなんだろうか。
「白金協定」を「国を売り渡した」と主張するのが、ストームクロークならわかるのですが元老院のモティエールが言うのはどうも納得がいかないのです。
あと気になるのは、ヴィットリア・ヴィキの暗殺の指示書と手紙の内容です。
手紙にはこうあります。(要約)
現皇帝が今の地位についた影には、ヴィットリアの援助があった。今回の結婚式は、ヴィットリアに与えられた「任務」の枠をはるかに超えたもので、その行為に依頼人は感謝している。あなたのいとこ(皇帝)は、今までと変わらず頑固だ。この手紙の配達人は我々が愛するタイタスに助言することを望む側の貴族だ。彼の要望(皇帝と同行する観客に対する)を、敬意を持って扱ってくれ。
友よ、まもなく全て終わる。あなたのいとこ(皇帝)がこの布告に署名したなら、あなたの未来はあなたの忠義の報酬として保証される。
ヴィットリアにはサルモールのスパイという容疑がかけられています。
この手紙の差出人は、サルモールの要人「エレンウェン」ですし。
ここにある「あなたのいとこ(皇帝)がこの布告に署名し・・」の「布告」。
これがもしかしたら皇帝の罪なのかもしれませんが、これまでに出てきていませんので内容は分かっていません。
結局、私は皇帝に対して言葉を発することが出来ず、腕を組んで静かにうなずいてお茶を濁すしかありませんでした。
皇帝の最期の願い
では、最後まで聞いてくれるな?よろしい。余は自分の運命を受け入れている。だが、歩んできた人生がどうであれ、お前にはある種の野望があるように余は感じる。
(野望?なんのことだ?)
老いぼれの遺言だと思って聞いてほしい。大勢が余の死を知るだろうが、その中にこの暗殺を企てた人物がいる。その人物は背信行為で罰せられねばならん。
つまり、依頼人を始末しろということか?
そうだ。引き受けてくれるか?
さて・・・どうするか。(また悩むのか!!w)
ここは、依頼を引き受ける、引き受けない、お茶を濁すの三択。
得意のお茶を濁す・・(何も言わず興味を示す)と選びました。
なるほど。多分、少なくとも熟慮はしてくれるだろうな?さあ、仕事にとりかかろうではないか・・・
皇帝はそういうと私に背を向け、船窓からソリチュードの夜の海を見ています。
皇帝と会って話をして分かったことは、この人物が善にしろ悪にしろ、皇帝になっただけある人物だと言うことでした。
自分の運命(暗殺される)を受け入れ、慌てることがありません。
暗殺される原因に心当たりがあるのか?(例えば自分の罪)、大戦を生き延び、内戦中にスカイリムに来るほどの度胸がそうさせるのか?
何か「証拠」を持っていないものか?と、スリを試みますが「皇帝タイタス・ミード2世にすでに見つかっています」と表示され、皇帝の持ち物を見ることが出来ません。
皇帝が座っていた机の中や本棚を探しても、何も出てきません。
もう、やるしかなさそうです。ふぅ・・・今になっても「理由の見えない暗殺」は私の心を重くします。
従姉妹と同じ暗殺方法を取ることにしました。
タムリエル皇帝タイタス・ミード2世 暗殺
皇帝が持っていたもの
皇帝は「公式の手紙」と、「公式布告」の二つの書類を所持していました。
この内容で、私が抱えていた謎が解明されることになります。
公式の手紙
これは、何度も出てくる悪の代名詞「エレンウェン」からの手紙です。
中には、
皇帝がサルモールに帝国の権利を移行する
と言う計画について書かれています。
そして、ヴィットリア・ヴィキを「最も高潔な同盟者であり、尊敬する個人的な友人」と称してその死を悼んでいます。
皇帝が以前、一度スカイリムを訪問しようとして急遽取りやめたという話がありましたが、どうも皇帝はこのサルモールとの計画を遅延させたがっていた節が見えます。
エレンウェンは最後にこう書いています。
閣下、これは最終的な警告です。私はあなたに最後の手紙を書きました。布告にご署名くださるか、さもなくば、今一度開戦の準備をすることです。
公式布告
ここには、帝国の現状が書かれたあとに、
ミード朝帝国の全ての土地、全ての領地、全ての行政区は、偉大なるアルドメリ自治領の下、これにより迎合される
など、帝国の権限がアルドメリ自治領に移譲されることが公式布告として書かれています。
皇位はアルドメリ自治領がふさわしいと考える人物に継がれ、エレンウェンは帝国監査官の役職につく、なんてことも書かれています。
そして、最後にはすでに公印と皇帝の署名がなされています。
これか・・・・・・。モティエールが皇帝を暗殺する理由は。
最後の最後にやっとわかりました。
国を売り渡した皇帝の、最期の願いなど聞くものか。
これはまさに、皇帝は帝国をアルドメリ自治領に売り渡した、そういうことだったんですね。
モティエールをどうするか
皇帝暗殺。とうとう任務を終えました。
皇帝が裏でどんなことをやっていたのか、なぜ暗殺対象になったのか、最後にようやくその理由がわかりました。
結局、私はあれこれと悩んで理由を求めてあたふたしてきましたが、いつも後になって思います。
これは夜母が選別した依頼であると。
それ以上でもそれ以下でもないし、そもそも誰かの命を奪うことの善悪なんて私に判断できるはずがないのでした。
では、バナードメアに居るモティエールに報告に向かいます。
モティエールはすでに皇帝の死を知っていました。
君は気づかぬかもしれぬが、想像もできぬ形で帝国、そしてタムリエル全土に尽くしてくれたのだ
モティエールがこういうと言うことは、
皇帝が帝国をアルドメリ自治領に売り渡す、それを阻止するために暗殺する
と言うことに間違いなかったようです。
さて、残るはこの男です。
皇帝から、暗殺を企てた人物(モティエール)は背信行為で罰せられなければならん!と、最期の願いを聞いています。
私は帝国にもストームクロークにもサルモールにも肩入れしていません。
モティエールは帝国の元老院に所属する者として今回の皇帝暗殺の企ては、皇帝から見たら確かに帝国、または皇帝に対する背信行為であることは間違いないです。
でも、その前に皇帝は帝国をアルドメリ自治領に売り渡そうと公式布告にサインまでしちゃっています。
モティエールを罰する(殺す)理由が私には見つかりません。
念のため、モティエールが何か持っていないかスリで見て見ました(得意技w)
ありました!「アマウンドの日記」。
にしても、モティエールは現金を一切持っていません、その代わり価値のある宝石をいくつも持っています。キャッシュレス化を先取りしているようです。
モティエールはこの椅子から動かないので隠密が出来ず、透明化の薬を飲んで日記をスリ取りました。
日記によると、モティエールは帝国に尽くすべく元老院に入ったのに、皇帝も元老院もアルドメリ自治領の言いなりであることに気づき愕然としたようです。ただ一人、この現状に異を唱えてみたものの誰にも相手にされず追い出されてしまいます。
そして皇帝が帝国をアルドメリ自治領に売り渡すと言う情報を得て、これを何とか阻止すべく闇の一党に依頼をしたというのが、今回の一連の流れの原因だったようです。
私はモティエールが私利私欲のため(自分の家系を皇位につけたいとか)に、皇帝暗殺を企んだのであれば、ここで暗殺してしまおうと考えていました。
でも日記には、愛国心のある男が自分の国がアルドメリ自治領に売り渡されてしまうのを憂い、孤軍奮闘して闇の一党に頼らざるをえなかったことしか書かれていません。
モティエールを殺す理由はありません。
あの時、皇帝に空約束しないで良かった・・私は少しだけ安堵してバナードメアを後にしました。
続く
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