ウィッチャーのゲラルトと、本を求めて各地を放浪するプレイ。
今日の本:「ヴェルナカスとブーロル」(弓術スキルup付)
入手場所:グレンウィンター監視所
死んだあとのことは誰にもわからないよ、というお話。
ヴェルナカスとブーロル
タヴィ・ドロミオ 著
キングズ・ハムと言う酒場で、自分が老いてきたことを嘆くハルガードと言う男を慰めようと、友人のガラズとシオマーラが「ヴェルナカスとブーロル」の話を持ち出すところから始まります。
「人生は短い、その通りだな」と、シオマーラも賛成した。「だが、ちょっと感傷的な事を言わせてもらえば、自分が死んだ後に起こる出来事なんか誰も知らないんだ。もしかしたら慰めのようなものが起こるかもしれんな。例えば、ヴェルナカスとブーロルの話はしたかな?」
ヴェルナカスはデイドラだが、オブビリオンでは下位に属するものとして見られています。
それ故に彼は性格が歪み残忍で狂暴になっていってしまいます。
デイドラって悪魔みたいなものですよね?
厳密に言えばそうではないが、概念としては間違ってはいないかもな。オブビリオンに住んでいて、ステンダールの番人たちが敵視している存在だ。
ヴェルナカスはこの世界(タムリエル)に現れて暴虐の限りを尽くしていく。
この怒れるデイドラに対抗しうる英雄が「ブーロル」だ。
彼は弓の名手で、彼の手にかかれば動いていようが止まっていようが、何マイル離れていようが、狙った的は必ず射止められた。
それ故か、彼はキナレスの祝福を受けた者だと言われていた。
ある時、ヴェルナカスに襲われていたエヴンサコン村の村長が、ブーロルに助けを求める。
ブーロルはヴェルナカスを狙って石弓で矢を射るが、ヴェルナカスは持ち前の「研ぎ澄まされた自己防衛の本能」で難を逃れた。
ブーロルは狙いを外したことで名声を失い、ひどく傷ついて、数か月後にあっけなくひっそりと孤独な死を迎える。
一方のヴェルナカスは伝説となり、「玉虫色の獣」、「追跡不可能な者」、「触れられない男」、「キナレスの死」などと讃えられるようになる。
こうしてヴェルナカス信仰は広がり、神殿が建つほどの名声を得ていった。
そんな彼が、自分の神殿が襲われていると、旧友のデイドラ「ホラヴァサ」から聞いたのは一年後の事だった。
「触れられない男」として祀られている神殿を「的」と見て、傭兵の大群が神殿を囲み、石を投げつけて襲っているという。
怒りに震えて、オブビリオンから傭兵の前に現れたヴェルナカスに、石つぶてが雨あられと飛んできた。
ヴェルナカスは屈辱にまみれて神殿の中に逃げ込むが、背後のドアに石が当たり、彼の背中にドアがぶつかると、彼は倒れてしまう。
ドアの木目に埋まっていた「錆びた矢じり」が、石の衝撃で外れて彼の背中に致命傷を与えたのだった。
この神殿に使われた木材は、エヴンサコン村の近くにあった廃材だった。
ブーロルの伝説はあまり知られるところとはならなかったが、こうして今も語り継がれている。私のような者にだ。そして私たちは弓矢の名手自身、死後知りえなかったこと-- 彼の最後に放った矢はちゃんと的を射たこと-- を知ることができたんだよ。
エヴンサコン村と言うのは、ブーロルが助けに行った村・・・・・・。
そうだ。あの時、外してしまった矢が、時を経てヴェルナカスを倒したんだ。
自分が死んでしまった後に何が起こるかわからない、と?
老いた友人への慰めを伝えたかったんだろうな。
複雑な心情になりますね。
赤く光る本
未読本が光るmodを入れているので、スキル本が赤く光っています。
暗い洞窟の中でも良く見えて、本が探しやすくなりました。
書籍全文を読みたい方はこちら「Skyrim Library」様。
きちんと索引ごとに検索もできますしカテゴリも分けていらっしゃいます。
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