皇帝のシェフとして招かれた、大ベストセラー「無類の味わい」の著者”美食家”。
マスコミ嫌いの著者は、その性別すら明かしていない謎の人物です。
私はこの”美食家”になりすまして皇帝へ近づくために、謎の”美食家”を探し出し、彼(彼女)が持っている「通行証」を奪い取ります。
果たして、謎の”美食家”の正体は!?
ネタバレ注意願います。
大惨事の原因 後編
謎の”美食家”を探し出す手がかりは、著者直筆のレシピ本「無類の味わい」を持っていた男、アントン・ヴィレイン。
アントンに会い”美食家”の情報を聞き出すために、彼が働くマルカルスの要塞へ向かうのですが、今回の任務に関して各メンバーの助言を聞いてみましょう。
各メンバーの助言
フェスタスが私のことを認めている!とアストリッドから聞きました。ん?助言になってないぞ
フェスタスはあなたを気に入っているわ。あなたのパワー、可能性に気づいている。指示通りにすれば、彼から敬意をも得られるかもよ
アーンビョルンも私のことを認めてくれたようです。こちらも助言にはなってないけど
あんたが聞こえし者かはともかく、これまで何度も力を証明してきた。アストリッドに・・一党に・・そして俺に
いつも冷静なヴィーザラは慎重な意見を聞かせてくれます
”美食家”がただの料理番なら始末は簡単だろう。だが、他の者に知られたら厄介だ、慎重に行動したほうがいい
ナジルは、常に仕事の組み立てを考えながら行動する癖がついています。
アントン・ヴィレインが情報を与えるかどうかはそれほど心配ないだろう。十分脅してやればいい。だがやつがマルカルス要塞の中に居るってことを忘れるな。衛兵隊は黙っちゃいないぞ
バベットは、ちょっと残念そうにしています。美食家のレシピのファンみたいです
”美食家”は殺しちゃだめ!あのレシピは大好きなの。”美食家”が死んだら世の中がもっと薄味で味気ないものになっちゃうわ。でも仕事なのよね
浜辺を散歩するのが好きなガブリエラは具体的にアドバイスをくれました
死体を隠せって?そうね、私は水を探して隠し場所にすることが多いわ。湖、池・・あと海とかね
アントン・ヴィレイン
マルカルス要塞の中にある厨房に近づくと、中から怒声が聞こえてきます。
料理人の服を着たアントン・ヴィレインが、使用人の男女に怒鳴り散らしていました。
ロンダック(使用人男性)は、腰にダガーを佩いています。いつでも「やる気」なのかもしれません。
アントン・ヴィレインだな?
誰だ?勝手に厨房に入ってくるんじゃない!いったい何の用なんだ!?
”美食家”について聞きたい
”美食家”?言うもんか。絶対に信用は裏切らない。”美食家”の秘密は墓まで持っていくさ
ほぅ、やっぱりお前は”美食家”を知っているんだな
ど、どうしてここに来たか知らないが、私は話さないぞ!さぁ帰ってくれ!
闇の一党にかかれば、お前に口を割らせるのは他愛もないことだ
闇の一党!ちょ・・ちょっと待ってくれ。落ち着けって。友達だろ?
お前と友達になった覚えはない
わかった、わかったよ!”美食家”の名前はバラゴグ・グロ・ノロブだ
バラグロ?なんだって?
バラゴグ・グロ・ノロブ!オークだよ。オークの美食家だよ!
オークだからどうだっていうんだ?ブレトンの料理人、ダークエルフの暗殺者、何が違う?
す、すまない、そういうつもりじゃなかったんだ。彼はナイトゲートに泊まっているよ
わかった
もう、いいだろ?行っていいよな?
もちろんだ、アントン。ありがとう(嘘)
”美食家”の正体と居場所がわかりました。
さて、情報を聞き出したらアントンを始末しろと言うのがフェスタスの指示です。
ここは要塞の中の厨房、扉の向こうでは衛兵たちが食事をとっています。ここで騒ぎを起こすと、数秒で衛兵たちが駆けつけてくるでしょう。
アントンが騒ぐとまずいので、いったん嘘をついて落ち着かせます。
アントンの企み
スリの練習をしている癖もあって、なんとなくアントンの持ち物をのぞいてみると「未発送の手紙」を持っていました。中にはこんな事が書かれています。(概略)
親愛なる友へ
ここの人間は全くの野蛮人だ!彼らはニンジンからアッシュヤムに至るまで何も知らない。~中略~
私はここ数年、自分自身にずっと問いかけてる。ハイロックに戻る計画は順調だ。金も貯めた。我々は私が正当な持ち主であるハイロックの家に戻るんだ。君を王室の料理人に据えることを約束する。
子供達が好きだということが、いつから犯罪になったのだ?君が私を信じてくれたことにとても感謝している
私が探している秘密の薬物を手に入れたらすぐに無事でいることを知らせてくれ。
アントン
これはバラゴグ(美食家)宛てに出そうとしていた手紙でしょう。
アントンは、ハイロックでは「大戦後の宮廷と最も高貴な一族に料理を提供する人気の料理人及びパン職人だった」と指示書の情報にありましたが、美食家を巻き込んで、再びその座を狙っているようです。
美食家はやはり彼の歪んだ性癖を容認・・・とは言わないまでも、知りつつも彼の味方をしているようで、「秘密の薬物」なる怪しい代物を彼のために探している様子。
アントンの始末
厨房が寝静まり、アントンがベッドで寝るまで待ってから決行します。要塞側の扉は閉めておいたほうが無難です。
使用人の二人は奥の部屋のシュラフで寝かされています、可哀想に。
この部屋との間には扉がないので、使用人たちも寝つくまで待った方がいいかもしれませんが、隠密スキルが高ければ問題ありません。
ナイトゲート
美食家が宿泊している「ナイトゲート」はヨルグリム湖の北西にある宿屋です。
そう、宿屋の主人と話すと「変わったオークの客が宿代を前払いして滞在している」と言うあの宿屋。
これまで闇の一党クエストをやってこなかった私のデータでは、美食家は永遠にナイトゲートの地下で過ごしていたんですね。
宿屋の主人:ハドリングの話では(バラブロブだかマラクロブだか、と名前を憶えていない(笑))、バラゴグ(←これ正解、ややこしいぞ!)は口が達者で不作法でもない、数カ月先まで支払ってくれてる上客だとのこと。
作家だとは言っているみたいですが、主人は大して気にしていません。宿屋は宿泊客の事を詮索してはいけないのである。
彼が宿泊しているという地下室へと降りていきます。
美食家対面
バラグロだな?
バラゴグ・グロ・ノロブだ!略し過ぎ!で、なんのようだ?私は休暇中なんだが
最後の食事になるな・・・美食家
美食家?この私が?
お前のレシピのチョコレート・パテで腹を壊したじいさんがいる
そんな馬鹿な!そのじいさんは作り方を間違ったに違いない!
・・・美食家のようだな
(しまった)さて、私を殺そうと言うのかね?
通行証だけ貰えないか?
通行証?なんのことだ?
バラゴグを殺さずに通行証だけ手に入れられないものかと思い、バラゴグの持ち物を覗いてみましたが、持ち物はこれだけです。
念のため、サイドテーブル、タンス、ベッドの下などなど、部屋中を探し回ってみたものの通行証はどこにもありません。
美食家の始末
バラゴグ暗殺の際に、死体をどこかに隠して見つからないようにしておけ、とフェスタスから言われています。
暗殺後、「オプション:バラゴグの死体を樽の中に隠す」と出てきますので、これはあくまでもオプションで、やらなくても良さそうなんですが報酬が増えるみたいです。この「樽の中に」って言葉が私を惑わせました。
バラゴグは会話の後にすぐに逃げ出そうとするので、寝室の中で会話をするとその場で殺してしまうことになります。
そうすると、隣の樽がたくさんある部屋までバラゴグの死体を引きずっていかなければなりません・・・・・・。これがけっこう嫌なもの。
ガブリエラのアドバイスに「水の中に隠す」ってあったので、樽の置いてある部屋のどこかに下水道の入口でもあるのかなぁなんて探してみましたが、どこにもありません。
そこで先ほど出てきた「樽の中」です。
一つだけ、上の蓋が開いている大きな樽があったのでそこに死体を隠すものだと思い、そこまで引きずっていき、死体を持ち上げて・・・という作業。
イニゴに頼んでみたものの、トップ画像のように断られてしまいます。
樽の中にバラゴグの死体を入れると、完了(オプション)となりました。
この後、ちょっと押して樽の中にきちんと入ってもらいました・・・・・・。
死体を動かさないで済むやり方
別のやり方で試してみました。それは、バラゴグが樽の部屋まで移動したらそこで会話をする方法です。
会話を終えるとバラゴグは逃げ出しますが、宿屋の入口の方に立っていれば逆方向(樽の部屋の奥の方)へと逃げていくように仕向けられます。
なるべく奥の方に行った時に決行します。すると・・・、
バラゴグが写っていないですが、床で息絶えています。樽の中に入れたりしていません。
どうやら人目につかない場所であれば、オプションは完了となるようです。
通行証と美食家の日記
バラゴグの遺体には「通行証」と「美食家の日記」が入っています。
通行証はいったいどこに隠し持っていたのでしょうか?先にスリ取らせてくれれば殺さなくて済んだかもしれないのに。
高貴な皇帝タイタス・ミード2世の命令による。
この通行証の保有者・・帝国中で有名な料理人かつ”美食家”の著者として知られる・・は自由にいかなる地域に出入りでき、情報および皇帝のお抱え料理人の職務を果たすために必要な必需品が与えられるとする。
私はこれを持つことで「美食家」として自由にいかなる地域へも出入りできるのだ、そう考えると暗殺稼業から足を洗い、謎の「美食家」として自由に生きていくのもいいかもしれません。
そこそこ腕の立つ料理人と契約してゴーストライターになってもらい、「無類の味わい」をシリーズ化して出版すれば、大金持ち間違いないだろうし。
そんな妄想はさておき、「美食家の日記」にはなかなか興味深いことが書かれていました。
アントンは近くに居る。彼は未だに家族に対して怒りを持っている。私に薬物を見つけるよう頼み続けている。彼はそれがここスカイリムにあると確信している。私はその殺人についての考えが好きではない。
無味無臭の、即座に死に至るスパイス・・私は発見した。しかし私は気が咎める。本当にこれを続けなければならないのか?・・いや、私は彼を助けると言ったのだ。だが、これを用いる彼の仕事とは、いったい何なのだ?それは正しいことなのか?
こんなことが書かれています。この「スパイス」については、アントンもバラゴグも所持していなかったので、謎に包まれたままです。
アントンが計画する「殺人」とは?そのターゲットは?
アントンが持っていた手紙と、この日記の内容から推測するに、彼の家族や、彼の歪んだ性癖を非難した者たちへの復讐と考えられます。
美食家バラゴグは、あまり乗り気ではないようですが結果的に殺人ほう助になるところだったのかもしれません。
任務完了報告
聖域に戻り、フェスタスに任務完了の報告をします。
放蕩暗殺者のお帰りか。で、美食家は?
問題ない、死んだよ
フン、らしいな。あるオークが行方不明になったそうだ。お前は死体も始末したということだな
あぁ、しばらくは見つからないだろう。これが通行証だ
よくやった、よくやった。そうそう、風の便りだとマルカルスの要塞のコックが早すぎる死を迎えたそうだ。お前は忠実に任務を果たしたわけだ
これが闇の一党ということなんだろ?
ふむ。お前を誤解していた。今、わかった。我々は皆勘違いをしていたのかもしれんな。ほら報酬だ、それと・・これは私からのお詫びの印だ。これまで悪かったな
なんだよ、じいさん。気味が悪いな
勘ぐるな。ところで、アストリッドから10万ゴールドの請求が来ているんだが・・
じいさんからの報酬
これは私が長年身に着けてきたものだ。お前に貰ってほしい。魔法と隠密行動に必要な力を封じてある
ありがとう、じいさん。形見にするよ
勝手に殺すな!
これでアストリッドに報告をするとクエスト「大惨事の原因」は完了となり、続いてクエスト「帝国を倒すには」が開始されます。
皇帝暗殺の舞台は整いました。闇の一党にとって、タムリエルにとって、どんな結末が待っているのでしょう。
続く
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