ムーンシュガー。薬にも毒にもなる厄介な作物がまた一つの事件を引き起こした。
母と子の戦いは思わぬ形で決着をつける。
スカイリムの名作?のタイトルが唐突に出現、なるほどそういうことだったのか。
サイドクエスト:ムーンシュガーの治療
このクエストのトリガーは、密売人(クロスツリーに山賊)のキャンプで見つけたメモを読むことだ。
密売人のキャンプは、クエスト:双子月の涙で出てきた<嘆きの泉の聖堂>の近くにある。
昨夜若いカジートがキャンプにやってきてハザクを探していると言っていた。今、その馬鹿をハザクの洞窟に引っ立ててゆくところだ。ボスに会わせてやるが、その後は胴から首が離れることになるだろう。
浜辺でアルドメリの連中を発見した。用があるなら、ハザクの洞窟上の丘近くに使者を送ってほしい。入口近くの波止場にいる
”用があるなら、ハザクの洞窟上の近くに使者を送ってほしい”、メモの中に書いてある、<ハザクの洞窟の上>が位置的にこのキャンプだと思う。
サイドクエスト:家族経営の中で出てきた「最後の警告だ、猫」というメモの中に出てきた<ハザク>なる人物の名前がここで出てくる。
密売人のキャンプでメモを見つけた。若いカジートが捕まり、ハザクの洞窟へ連れ去られた。クロスツリーの山賊の仕業だ
メモによるとカジートはハザクの洞窟へ連れていかれた様だ。山賊がカジートを殺す前に現場を押さえる
ハザクの洞窟を探す
ハザクの洞窟を探しに浜辺へ降りて行くと一人のカジートが走ってくる。
彼女の名前は、ズラナ。
カーリを見なかった?どこにもいないの
キャンプで見つけたメモに書いてあった、山賊に捕まった<若いカジート>はズラナの息子カーリだった。
ズラナの夫、カーリの父がスクゥーマ中毒になってしまったことで、カーリは復讐を誓い密売人のボスであるハザクに会いに行ってしまったようだ。
ズラナからハザクの潜伏場所と入口を教えてもらった。
カーリとは誰だ?
ズラナの息子よ。彼の父親がスクゥーマに負けた時、カーリは密売人に復讐を誓った。この者は彼を止めようとしたけど、カーリは聞かなかった
ハザクの洞窟に連れていかれた若いカジートに関するメモを見つけた
そう、それがカーリよ!お願い、彼を見つけて!
彼はズラナに残された全てなの
息子を探そう
ズラナはミストラルで色々なことを聞いた。ハザクは近くの入り江でスクゥーマの売人を率いている。入口はキャッツアイ埠頭の向かいの浜辺にあるわ
ハザクとは誰だ?
悪しきスクゥーマの商人よ。ハザクは家族をめちゃくちゃにし、素晴らしい戦士を堕落させる
スクゥーマとは?
スクゥーマはムーンシュガーから抽出されるの。それは我々、月や星を崇拝する者にとって聖なるもの。でも、快楽のためにスクゥーマを使う者は、すぐに預言の奴隷となってしまうのよ。ハザクの様なクズが、この中毒から利益を得ている
息子のことを詳しく教えてくれ
カーリは恐れと憎悪が判断を曇らせると知らなかったの。ズラナは、復讐なんて馬鹿馬鹿しいと伝えた
しかし彼は少年よ。母親の言うことよりも大事なことがあるの
ご主人に何が?
主人は大きな事故で背中を痛めたの。スクゥーマを飲んで痛みから解放されたけど、彼はスクゥーマの虜になってしまった。数年間服用した後、彼は以前の姿ではなくなってしまった
ハザクの洞窟を探して、息子の痕跡があるはずよ!
ズラナは賊が息子を連れていった場所を知っている。侵入の方法を教わったため、カーリを探せる
ハザクの洞窟に入る
ズラナが走って来た方向へ進んでいくと大きな洞窟の入口がある。
入口の近くにある桟橋にはクロスツリーの山賊どもが哨戒しているのが見える。
ハザクの洞窟を発見した。カーリを探し、生きて脱出させる
カーリを救出する
山賊よ、立ち去れ。俺がハザクの仲間になることはない!
後ろ手に縛られているカーリを発見する。
カーリは母のことをこう話している
母さんが洞窟を偵察した時は数人倒したんだろうけど。
てっきり息子を山賊にさらわれた母が助けを求めて泣きついてきたというシチュエーションだと思っていたが少し様子が違うようだ。
洞窟を偵察して敵を数人倒した母ズラナ、いったい何者だ?
カーリはハザクを一緒に倒してくれと頼んできた。
密売人を倒して<ハザクの隠れ家の鍵>を手に入れよう。
山賊じゃない。母親に頼まれて助けに来た
母さんが?羊みたいに縛り上げられているのを見られなくてよかった。山賊たちは思ったよりも手強かったよ
母さんが洞窟を偵察した時は数人倒したんだろうけど。でも、俺の力を試さなきゃいけないんだ
洞窟を偵察した?
弱々しく泣いている寡婦だと思ったのか?ハッ!見かけとは全く違うよ
母さんからは、ハザクの洞窟へ近づく前に待機してしっかり警戒しろ、と警告された。学ぶことが多い
何が起きているのか説明してくれ
父の記憶のため、復讐を果たそうとしたんだ。だが、山賊に捕まった。俺が捕まったのを見た母は、支援を依頼したんだろう。さあ、縄をほどいてくれ。一緒にハザクを殺して罪を償わせる
お前を解放しに来ただけだ。ハザクを殺しに来た訳きゃない
じゃあ、解放してもらったら、俺は一人でハザクと戦うよ。死ぬだろうな。ハザクは、より多くの家族をスクゥーマの毒牙にかけるだろう。他の奴が復讐を誓い、山賊に捕まり、この洞窟で死ぬのを待つ
もしくはハザクを一緒に殺す。簡単なことだろう?
分かった。ハザクを倒すために手を貸そう
よし。それじゃ、縄をほどいてくれ。そうすればハザクの隠れ家の鍵を探せる。シュッ、サッ、トン。これで終わりだ
縄をほどこう
鍵を探そう。密売人の誰かが持っているはずだ
カーリを助けてハザクを殺害することにした。隠れ家に入る方法を探す
ハザクの隠れ家へ入る
洞窟内をウロウロしている敵を倒すと<ハザクの隠れ家の鍵>を入手でき、<ハザクの隠れ家>に入ることができる。
カーリは密売人が父親にしたことに対して、ハザクの死を望んでいる。ハザクを発見次第、スクゥーマの事業を終わらせる
ハザクを倒す
この室内にいるのはハザク一人だけ。
お前にはないだろう。俺には戦う理由があるのだ!
ハザクはこう言って襲い掛かってくるが、彼の言う<戦う理由>とは何の事だろうか?
武器を持たないカーリは素手で戦いに参加してくる。
ハザクを倒すとカーリは、母さんが何というか心配だと言いその場を一人で去って行ってしまう。
Hへ
過ちを犯して申し訳ない。供給元は不審に思い始めている。あまり悩まないでほしい。適切な食べ物が与えられるだろう
気まぐれな鳥を連れ戻した。腹が嵐に衝突したが、無事だと思う。次の満月までに手中になければ、我々は見つかってしまい、連絡をやめなければならない
R
Hとはハザクのことだろうが、差出人のRとは誰のことか?
ハザクは死んだ。戦いながらズラナの元へ戻る
ズラナの元へ戻る
ハザクの洞窟の入口近くの浜辺で、ズラナとカーリが待っている。
ズラナの周りには密売人たちが数名倒れている。
最初に出会った時と違い、ズラナは軽装備に弓矢を装備している。
いや、こっちのセリフだ・・・・・・。とりあえず会話を進めてみる。
カーリの父、ズラナの夫がスクゥーマ中毒になってしまったという理解でこれまで進めてきたのだが、ハザクがその本人だった。
中毒になったハザクは家族を捨てて、スクゥーマを取り扱う密売人になってしまったのだった。
自分の父を自らの手で倒したカーリ、どんな思いだったのか?
カーリと私がハザクを倒した
では、私に出来なかったことをしてくれたのね。これで主人は先祖と共に眠れる。スクゥーマの呪縛から解き放たれて
ハザクが主人?ならカーリは自分の父親を殺したのか?
ハザクが私よりも深い愛をスクゥーマに示した時、あらゆる手段で彼を取り戻そうとした
ですが、スクゥーマ商人は心そのものを操るの。ハザクが中毒を商売に変えた時、彼は一線を越えた
密売人達をどうやって殺した?
毒の矢で気絶させ、刃で止めを。埠頭に横たわって動かなかったから、一人一人に話を聞いたの。喉を傷つける前にね
この爪のない密売人は、カーリの父親を自分たちの道に引き込んだ報いを受けたのよ
なぜハザクを倒すために手を貸さなかった?
あなたの内に潜む月の情熱を悟り、カーリの支援にあなたを送った。それは手助けではない?
でもハザクに対し、息子がどう戦ったかを知りたいのだけど。教わったように、勇敢に戦った?
<選択>
・カーリはよく戦った。二人でハザクを倒した
では、カーリは自身で戦うよりも仲間を信頼することを学んだのね。準備はできているようです。時間があり訓練をすれば、彼は祖先の名を高めるでしょう
・あまり役に立たなかった。ほぼ一人でハザクを倒した
では、カーリは学ぶことが多いのね。今は、ハザクの腐敗を終わらせねばならないと知ったことで良しとしましょう
あなたの成功により、彼は技を磨く刺激を受けたはずよ。時が経てば、祖先の名を高めることでしょう
*どちらを選択しても報酬や展開は変わらないので、カーリを褒めてあげようw
お前達の正体は?
アジル・トラジジャゼリ。<力で公正に得る>という意味よ。双子月の舞踏で、我々は正義と復讐の境界線を学ぶ。違いを常に判断できるように訓練するの
歩き手よ、人生を楽しみなさい。愛する者がいつ消え去るか分からないのだから
戦う母親ズラナの正体は<アジル・トラジジャゼリ>という・・・組織?団体の一員だった。
この舌を嚙みそうな言葉、スカイリムプレイヤーは目にしたことがあるかもしれない。
カーリ、母が出来なかったことをしてくれた!
正しいと信じたことをした、家の名誉を取り戻すために
あなたは家の信頼にこたえた。わかる?
ああ、母さん。教えられたとおり、双子月の下で舞うよ
では訓練を終わらせないとね
母と子はそう話すと・・・
まるで忍者のように消えてしまった。
かっこいいけど残された私はどーすれば?w
アジル・トラジジャゼリとは?
ズラナが名乗った<アジル・トラジジャゼリ>。
私がこの言葉を初めて知ったのは、スカイリム(TES4)に出てくる書籍名。(オブリビオンにもでてくるようだ)
TES4用語集の<アジル・トラジジャゼリ>に書き込まれたコメントがとても秀逸なので引用させてもらった。
「この本は、くだらない本である。」
カジートの反帝国組織であるレンリジュラ・クリンが、
帝国との闘争に理解を示す他種族のためにカジートの流儀、気質を書いた貴重な書物。
具体的な著者は不明。
200年前には既に存在していたため状況はかなり古いが、それはさほど重要でない。欲望に忠実で反省知らずなその気質について。
狡猾な戦い方を好み、戦の場でも常に浮かべるカジート・スマイル「クリン」について。
一見享楽的な彼らが勇敢(但し卑怯)な祖国防衛の士でもあることについて。カジートに魅力を感じるプレイヤーにおすすめするのはもちろんだが、
世界の理解を深める上で必読の書物である。余談だが、前作では素手格闘のスキルブックだったが
今作では格闘スキルがないため、ただの本となっている。
著者不明
この本は、くだらない本である。しかし、よく言われることだが、カジートらしさを感じさせるすべてのものと同じように、“gzalzi vaberzarita maaszi”、すなわち、「くだらないものが不可欠となった」のである。私が言うべきことのほとんどはこれまで文字にされてこなかったものである。よしんば文字にされていたとしても、誰も読めなかっただろう。帝都の民は後世のためにすべてを書き残しておくべきだと感じているが、エルスウェーアで生まれるカジートの子猫はみずからの歴史を知っている。母親のお乳といっしょに飲み込むのだ。
だが、ごく最近になって、貪欲なレヤウィーン伯爵の手から祖国を奪い返さんとするわれらの闘争が、われらの立場に同情的な人々を引きつけるようになってきた。その中には帝都の民もいて、われらの運動に加わりたいと切に願っているものの、どうやらわれらの流儀がわかっていないらしい。もちろん、われらの敵もわれらのことをわかっていないが、それはわれらの武器としてしまっておきたいところだ。しかしながら、カジートでないわれらの友人は、われらがどういう存在で、どうしてこうなって、どんなことをしているのか知っておくべきだろう。
カジートの心は内省するように設計されていない。われらは単純にやりたいことをやるし、世界がどうなろうと知ったこっちゃない。われらが哲学を言葉で伝えたり理論立てて説明したりするのはなじみのないことであり、この本を読んだところでわれらのことがわかるようになるとは保証できない。“Q’zi no vano thzina ualizz.”、すなわち「矛盾を述べるとき、私は真実を語っている」という単純な真理をしっかりと理解していただきたい。
われらは、レンリジュラ・クリンである。「傭兵のニヤケ顔」、「土地ナシ小僧の笑顔」、「微笑むクズ」、どれもこれも妥当な翻訳であろう。軽蔑的な表現だが、面白いのでそのまま取り入れた。
われらは心では怒るが、顔では怒らない。エルスウェーアのために戦うが、われらの土地の象徴である“たてがみ”と手を組むことはない。正義を信じるが掟には従わない。
“Q’zi no vano thzina ualizz.”
これは掟ではない。タ・アグラには「掟」という言葉がないのだ。われらの“thjizzrini”すなわち、「浅はかな考え」とでも呼んでいただきたい。
その一
“Vaba Do’Shurh’do”
すなわち、「勇ましいことはいいことだ」
われらはタムリエルの帝都そのものを敵にまわして無謀な戦いを挑んでいる。われらの大義は何よりも気高い「祖国防衛」である。しくじれば、われらは過去も未来も裏切ることになる。われらの死者は“Ri’sallidad”、たいそう誤用が多いその言葉の意味をできるだけ正確に翻訳すると、“殉教者”である。われらは犠牲を尊び、笑顔の下では死者を深く悼んでいる。
われらの勇敢さは、われらの名にも含まれる「クリン」という笑顔に凝縮される。といっても、ヴァレンウッドのおつむの弱そうなサル顔のイムガのように、いつもにやにやしながら歩いているというわけではない。単純に、敵に楽しませていただいているのである。われらは公明正大な戦いなど退屈の極地だと考える。最後に勝つことがわかっているからこそ、われらは自信たっぷりに笑う。それから、われらの笑顔が敵の感情を逆なですることも知っている。
その二
“Vaba Maaszi Lhajiito”
すなわち、「逃げることも必要」
われらはタムリエルの帝都そのものを敵にまわして無謀な戦いを挑んでいる。名誉とは乱心である。もちろん、われわれは帝都軍との戦いで勇気ある死を遂げたレンリヤラクリンを愛していたが、こうしたリ・サリダッドはみんな使いこなせなかった脱出路を持っていて、「くそ」とつぶやいて死んでいったと自信を持って言うことができる。
偉大なるセンシェ・ラートがサイミシル・ステップにやってくると、狩もできなければ眠りにもつけないことに気づくだろう。ちびのアルフィクが背中でぴょんぴょん飛び跳ね、咬みついてきて、センシェ・ラートがその立派な体でアルフィクと対峙しようと振り向いたとたんにすっ飛んで逃げてしまうからだ。しまいには、なんとしてもアルフィクを捕まえてやると息巻きながらも、センシェ・ラートのほうから去っていくのである。アルフィクはわれらの遠類で、レヤウィーンの巨大虎との対決では彼らの戦術を採択させていただいた。
撤退は汚辱だと考えるたくましい軍隊の一員になって決然と行進することに心底あこがれているなら、レンリジとは手を組まないほうがいい。われらは川辺のアシの草むらにすべり込み、避けられない殺りくを眺めながら、そうした自殺行為のような浅はかさを大笑いするだろうから。
その三
“Fusozay Var Var”
すなわち、「人生を楽しむ」
人生は短い。近頃愛し合っていないという読者は、どうかこの本を置いて、早急にやっちゃっていただきたい。浮気娘でもやんちゃ坊主でもとっつかまえるといい。一人と言わず何人でも、あなたの賢明なる下腹部が望むようにやればいい。それから、いかなる状況においても、もったいつけたりしないように。軍隊とわれらの戦いは後回しにしたっていい。
よろしい。楽しんできたかな?
われらレンリジュラ・クリンはともに生き、ともに戦う。レヤウィーンや帝都がすぐに、少なくともわれらが生きているうちに、折れるつもりはないことも知っている。与えられた時間においては、われらはもっとも近しい仲間がむっつりと、ぼんやりと、げっそりと、かっちりと、そしてバージンのまま生きていくのを見たくはない。そういうものが見たければ、帝都のブレイドにでも加わっていただろう。
われらのわいせつな冗談やべろんべろんに酔っ払った夜やムーンシュガーを、どうか嫌悪しないでいただきたい。これらはレヤウィーンがわれらに与えない喜び。だからこそ、われらは陽気さをこれっぽっちもないがしろにしない。
その四
“Fusozay Var Dar”
すなわち、「迷わず殺せ」
人生は短い。ことのほか短い。レンリジュラ・クリンを欺いたことのあるものなら身に染みてわかっていようが。
われらは卑怯に戦う。敵と対峙すれば打算し、相手の剣が大きすぎるとみたらとんずらする。が、敵が背を向けていたら、私的見解では、ぶっ倒しておきたいところだ。それからそいつの首に飛びかかってへし折る。ぽきんという音がまた楽しい。もちろん、そうするもしないもあなたの勝手だし、こだわりのスタイルだってあるだろう。
その五
“Ahzirr Durrarriss”
すなわち、「なんでも民に与えよ」
われらの目的を忘れないでほしい。われらは家族のために戦っている。太古より先祖の土地であった豊穣で肥沃なマカピ湖やマラピ川の沿岸地域から追いやられたカジートのために。われらの戦いはやつらの悲劇。やつらに思い知らせてやらねばなるまい。われらが戦っているのはやつらではないということを、ゆめゆめ忘れさせないように。
「たてがみ」も皇帝も伯爵も演説をぶちあげ、法を定め、公人として暮らしながら、避けられない革命を食い止めようと民にみずからの見解や哲学を説いて聞かせる。われらレンリジュラ・クリンのような法のしがらみのない組織では、行動をもって意見とせねばなるまい。激しく戦い、もうろくした敵どもをあざ笑っていればそれでいいというわけではない。その意味するところは、民と対話して味方に引き入れることである。われらは武力ではなく政治力で戦う。民が蜂起すれば敵はすごすごと引き下がるだろう。すなわち、われらの勝利である。
民になんでも分け与えるがいい。ゴールド、ムーンシュガー、それから強力な武器も。どこに隠れていようとも、彼らの心はわれらとともにあることだろう。
その六
“Ahzirr Traajijazeri”
すなわち、「われらはまさしく力で奪う」
われらの目的を忘れないでほしい。われらは泥棒で悪党、密売人で破壊人なのだ。農場を奪えないなら、燃やしつくすまで。われらの祖先が愛した輝ける古代の砦から帝都兵が動こうとしなければ、砦をぶち壊すまで。レヤウィーン伯爵の背任から土地を救うたったひとつの方法が人の住めない土地にしてしまうことだったら、そうするまで。
われらはわれらの暮らしと故郷を取り戻したい。ちょうど二十年前のような時代を。が、それが現実的でないなら、もっと単純かつ実利的な目標に切り替えるまで。復讐するのだ。笑顔をひとつ添えて。
双子月の舞踏
ズラナに、「お前達は何者だ?」と尋ねるとこう答えていた。
アジル・トラジジャゼリ。<力で公正に得る>という意味よ。双子月の舞踏で、我々は正義と復讐の境界線を学ぶ。違いを常に判断できるように訓練するの
歩き手よ、人生を楽しみなさい。愛する者がいつ消え去るか分からないのだから
ズラナの言う<双子月の舞踏>はケナーシズルーストにある。
正確には<双子月の舞踏の聖堂>だ。
敷地内ではカジートたちが武道の修行のような事をしている。
ここに浜辺で忍者のように消えたカーリが居るのだが・・・、
あれ?別人・・・別カジート??髪型も体の模様も違っている。
同姓同名か?ちなみに母親のズラナはここにはいないようだ。
この集団の師範のようなカジートと会話ができる。
ほぼほぼ禅問答のような内容なので、読者諸君の理解に委ねることとする。
この場所について教えて欲しい
お前は双子月の舞踏の聖堂に立っている。ここではリドル・サールについて学ぶ
リドル・サール?
道、小道、道路。リドル・サールはこれら全てであり、無でもある。道が壁であり、壁が道となる
我々はジャ・カージェイにある自分の居場所を探す。リドル・サールが導いてくれる
どのように?
迷宮を通り抜ける地図に従う者もいれば、一生の間リドル・サールに従う者もいる
回避を教え、危険を受け入れる。戦うことと逃げること、変化を受け入れ、そして変化を避ける
出口をどう探す?
迷宮にはたくさんのものが含まれている。ただ単に出口ではなく、最も素晴らしい迷宮には、たくさんの快楽の裏に罠や割れ目が隠されている
リドル・サールは単なる迷宮への出口ではなく、道中で最上の快楽も得られるのだ!
最後には何が?
ジャ・カージェィ。それが皆が成し遂げたいことだ
ジャ・カージェィとは?
運命が縛られる月のラティスだ。宇宙の中での我々の居場所だな。カジートにとってだが
来世?
はっ!皆が望まないはずだ!運が良ければ、ジャ・カージェィにたどり着くだろう。そうでなければ意味がないだろう?
では、それは何だ?
それは人によって違う。王になり人々を支配することもあるだろう?ハッ!皆が全て幸運であったなら!
多くの者には死だ。目の当たりにしただろう?
それについて知っていることは?
砂糖を盗まれただけか。興味深いことだ。イニサシュ・ジョーはお前を妬んでいない。
それでも、落ち着いて行動するといい。道が見つかるだろう。
聖堂内で訓練をしているのはカジートだけだが、その様子をこっそり見ているダンマーが居る。
彼女の名前はイルドラサイ・ダロ。
この聖堂で会話が出来る数少ないNPCの一人だ。
普段はこのように聖堂周囲の手入れをしているが、ずーっと見ていると作業の手を止めてカジートたちの鍛錬に見入ったりする行動がみられる。
カジートの聖堂でダンマーが何をしている?
イニサシュ・ジョーは聖堂のためにちょっとした仕事をさせてくれる。お礼に食事を貰ってるわ。時々、彼らの訓練も見られるの!
どうしてここに来るように?
家族には許して貰えなかった。商人の船に潜り込んでここに来たの。
カニの身を求めてミストラルでアリットと数カ月戦った後、この聖堂について聞いたわ
参加させてくれたのか?
もちろん!私は素早いもの!あそこで見える物の半分をやってのけるわ。努力しなくてもね。まだ学習中だから、全部は無理だけど!
その訓練で何をする?
デシャーンに戻って、家族が間違っていることを証明する!家族は私を呼び戻すべきよ。いえ、呼び戻させてみせる!
これでケナーシズルーストのサイドクエストは全て完了した。
次回はオーリドンに行き、アスターニャ警備隊長の会話の続きからオーリドンのゾーンクエストを進めていく予定。
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